歯医者で使用するラバーダムについて

ラバーダムとは?

ラバーダムは青色のゴム製のシートの事です。主に進行した虫歯の根管治療の際に使われます。ラバーダムを使用すると、細菌を含んだ唾液が治療中の歯へ流れ込み、細菌感染することを防いでくれます。しかし、ラバーダムにはデメリットもあります。ラバーダムはゴムでできているためゴムアレルギーの方には使用できません。また、口をラバーダムで覆ってしまうので鼻呼吸しかできません。鼻呼吸が苦手で苦しくなってしまう人には使用できない点もデメリットと言えるでしょう。しかし、デメリットになりうるケースはほとんどないので、感染症対策として有効な方法であると言えますね。

ラバーダムを使った治療の流れ

ラバーダムを使用する際はまず、麻酔を打ちます。その後、治療する歯にクランプと呼ばれる器具を使いラバーダムを引っ掛けます。ラバーダムの位置を調整し、歯と歯の間もしっかりとラバーダムで覆い、治療対象の歯だけを露出させます。ラバーダムは唾液を治療する歯に入らなくするのが目的です。そのため、歯とラバーダムの小さなすき間をレジンで埋めることで、完全にすき間を無くします。その後、消毒液で歯と歯の周りの器具全てを消毒します。最後に根管治療を行って、ラバーダムを使用した治療は完了になります。このような流れでラバーダムが使われることを理解しておきましょう。

横浜市戸塚区のぐみの森歯科医院は有名な歯医者です

ラバーダムが普及していない理由

ラバーダムは日本での装着率が2003年の時点では5.4%という結果が出ています。使われていない1番の理由はラバーダムを使用してもしなくても、保険の点数が変わらない事です。ラバーダムはクランプを使ったり、レジンですき間を埋めたりと手間がかかる治療法です。しかし、保険の点数が根管治療に含まれているため術者からすると採算が合わない治療法です。また、患者もラバーダムを使用するメリットがあまり理解できていないことも普及しない原因の1つだと考えられます。根管治療時にかかった感染症はすぐには症状が出ません。何年か経った後に膿が溜まり痛みが出てようやく気付きます。時間が空くため、ラバーダムをしなかったせいだと考える人は少ないと考えられます。しかし、ラバーダムをせずに治療すると、しなかった時と比べ約2倍感染しやすいと言われています。そのため、ラバーダムを使用するメリットをよく理解して、治療の際に提案することで普及させる努力をしていきましょう。

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