ユニットケアの概要と、介護士の心得を徹底解説

ユニットケアの特徴とは?

ユニットケアとは介護施設で利用者が、少人数のグループで生活する施設形態です。従来の大人数を一斉にケアする施設形態では、利用者一人ひとりに合った個別のケアを行うことが難しかったことから、少人数規模での介護を行うユニットケアの概念が生まれました。
少人数の利用者を固定の職員が担当することで、利用者のより深い部分を知ることができ、利用者の個性や生活リズムを尊重したケアを行うことができるようになります。従来の介護施設との違いは、プライバシーが配慮されながら孤立を防ぐ仕組みがあることです。ユニットケアでは施設の介護空間を、個人的な空間である個室と、交流の空間である共同生活室に分けています。ユニットケアは利用者の個性と、個人の尊厳を尊重するために行われるケアです。

ユニットケアが目指すこととは?

ユニットケアが目指すことは、利用者の生活の質が高めるために、今までの暮らしを継続できるよう支援する事です。介護施設に入っても、今までの暮らしを継続することができれば、利用者の生活の質は高まると考えられるからです。
従来は介護施設に入ると、施設にリズムに合わせて生活しなければならなくなり、利用者は今までのリズムで生活することはできなくなってしまっていました。起きる時間や寝る時間は施設や職員の都合によって決められ、食事の時間、水分補給の時間、感触の時間なども時間と回数が厳密に決められている場合があります。利用者のための介護なのに、利用者が息苦しい思いをしながら生活するのでは本末転倒です。ユニットケアを行うことで、利用者は施設の生活ではなく、自分の生活を送ることができるようになるでしょう。

ユニットケアで介護士が求められることとは?

ユニットケアで介護士が求められることは、利用者をひとりの個人として尊重することです。いくらユニットケアが利用者の個性を尊重して、生活の質を向上させるものだとしても、直接介護に携わる介護士が業務や自分の都合を優先するようでは、ユニットケアは本来の力を発揮できないからです。
ユニットケアは少人数体制で、個別のケアを行いやすい施設形態です。ですが利用者の個性や尊厳が守られるかどうかは、結局は介護する職員の行動次第になってきます。忙しくても利用者の要望を聞く、多少効率が悪くても利用者のこだわりを優先する、利用者の今までの暮らしぶりを知ろうとする、などの努力がなければ、業務優先で効率重視なケアになってしまうでしょう。ユニットケアを行っていくには、介護士一人ひとりの意識が必要なのです。

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